2018年12月20日導入事例

人工知能がタクシーにもたらす可能性

東京無線協同組合さま

空車と人材不足のソリューションに人工知能を

東京で生活している皆さんは、鮮やかなグリーンのタクシーを一度は見たことがあると思う。そう、あのキャッチーなタクシーこそ東京無線協同組合だ。

東京都を中心に走る鮮やかなグリーンのタクシーが東京無線協同組合だ。

現在は53社が加盟し、3,800台もの実車が東京都内を走っている。そんな都心部の移動をサポートする同組合が踏み切った大きな業務改革。それは人工知能がタクシー需要を予測する「AIタクシー®」の導入である。

「通常、タクシーはお客さまを乗せるまでの空車や回送で走っている時間がたいへん長いです」という副理事長の髙林さんは、その乗客がいない時間を可能な限り短くするために、サービス導入の検討をはじめたという。

導入の決め手となったのは、実車率の向上対策だけではない。

「タクシー乗務員の高齢化に伴って、人材不足が深刻化しています。加えて、新人とベテランの売上に、大きな差が出てしまう。人材不足と新人教育の一貫を兼ねる形で効率的に営業利益を確保したいと思い、AIタクシー®の導入を決めました」。

これまで、タクシーがお客さまを探すには乗務員の経験に頼らざるを得なかった。その点においては新人よりもルートを熟知しているベテランの方が圧倒的に有利。その売上格差を埋めるためにも同サービスに可能性を見出そうとした。

しかしながら、経験則に頼っていた風土に突然ITテクノロジーを持ち込もうとすると、今までのやり方を変えたくないというアレルギー反応が起こるのも不思議ではない。とりわけタクシー業界はアナログ的な文化が多い。そこでITへの抵抗を払拭するための実証実験を行った。

「当組合に加盟する6社が専用タブレットを使い、試験導入しました。正直なところ、当初は本当に効果があるのか不安でしたが、実際に実証実験をしてみると、新人でも1日3,000円程度の営業収入アップが見込めることがわかったんです」。

「AIタクシー®」のインターフェース。ディスプレイに表示された数字のなかで高い値ほど乗車の可能性が高い位置であることを意味する。

「実証実験は予想以上によい結果が出ましたね。ベテラン乗務員がタブレットを使ってみると、まさに熟練の経験値と遜色のない結果になったんです。新人乗務員からも、アプリケーションが指示するエリアに車を走らせると、実際にお客さまがいたという報告もあり、売上も伸びました。タブレットは一見操作が難しそうですが、年代やITリテラシーに関係なく使えるインターフェースになっていると実感しました」。

「AIタクシー®」とは?

AI(人工知能)を使い、タクシーの乗客の位置などを予測した情報を配信するサービスです。人の流れがリアルタイムにわかる携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成されるモバイル空間統計のリアルタイム版(人口統計データ)や、タクシー運行データほか、気象情報などの複数のデータをAI(人工知能)技術を利用してタクシーの需要を予測しています。どこにお客さまがいるのかを予測し、ドライバーの生産性向上や効率化に貢献します。また、タクシーを利用するお客さまにとっても、待ち時間が短縮されるため、満足度の向上も見込めます。電車遅延やイベントなどの突発的な乗車需要の増加にも対応。タクシー運行を効率化することにより、働き方改革や生産性向上を促進します。

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