2018年4月16日導入事例

授業にタブレット導入、ICT活用で学びの質を向上

栃木県上三川町教育委員会さま

 栃木県上三川町では、2017年9月に38台のタブレットを導入し、町内に3校ある中学校で約3ヶ月ずつ使ってもらい、教師・生徒それぞれから意見を集めながら、授業や課外活動におけるICT活用の可能性を探っている。

 こうした取り組みの背景には、近年、教育に求められている学びの形が大きく変わってきていることがある。同町教育委員会教育総務課指導主事の野口修一氏は、「平成30年度以降、順次実施されていく『次期学習指導要領』(*1)には、授業改善の視点である『主体的・対話的で深い学び』を大きな特徴とする『アクティブ・ラーニング』(*2)の考え方が取り入れられています。町教育委員会もそれを受け、授業を変革していく必要性があると感じていました」と語る。学校での学びのあり方が変わり、それに伴って教える側の教師も授業の進め方に工夫・変化が求められている。

上三川町教育委員会
教育総務課指導主事

野口 修一氏

「アクティブ・ラーニング」の考え方に即した授業が大きな課題

 同町立明治中学校校長の鈴木克伸氏は、教育の現場で起こっている変化を次のように語る。「これまでは教師が生徒に一方的に情報を伝える『教授型』の授業で終わっていたものが、教師と生徒、あるいは生徒同士がお互いに自分の考え方を伝えあうことで多様な考え方を学ぶ、それがアクティブ・ラーニングで求められていることだと思います。その時、必要になるのは自分の考えや意見をきちんと相手に伝えられるコミュニケーション力。現場でも、コミュニケーション力を身につけるための授業が求められています」。「アクティブ・ラーニング」の考え方は、学校の授業だけでなく、大学入試にまでも変化をもたらすという。

上三川町立明治中学校
校長

鈴木 克伸氏

 「今年(2017年度3月)中学校を卒業する生徒たちが大学を受験する3年後あたりから、おそらくかなり大きく入試制度も変わってきます。これまでは一問一答式的な、たとえば歴史であれば年号や出来事を覚えているかどうかを聞く出題傾向だったものが、これからは自分で考えて、自分の言葉で表現していく形式に変わっていく。得た知識を複合的に総合し、私はこういうふうに考える、と自分の意見を表現する必要がある。これまでは思考力よりも記憶力が学力の目安になっていたが、これからは学んできたことを活かし、表現する力が求められていく。しかも3年後、試験の内容が変わったから対応しましょう、では手遅れです。今のうちから取り組んでいかないと」(鈴木氏)。さらに、こうした「アクティブ・ラーニング」の考え方のもとで、得た知識を活かし自分の意見を表現する力をつける、という点に同町の課題があったという。「『全国学力・学習状況調査』において、上三川町は『友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意であるという項目』が、全国平均をやや下回っている、という結果が出ていたのです」(野口氏)

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