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2018年10月5日

先端地域医療を支える高品質のモバイル内線

福井大学医学部附属病院さま

福井大学医学部附属病院は、ドコモの「オフィスリンク」によってスマートフォンやケータイによる内線通話の品質、利便性をともに向上させ、緊急時への対応力を増している。

導入前の課題
  • 1 Wi-Fi経由の院内スマートフォンを導入した結果、ナースコールとの連動で利便性は高まったが、電波が安定しないため通話が途切れることがあった。
  • 2 病院から外出中の医師やスタッフに電話をかけることが多いため、外線通話のコストを削減したかった。
  • 3 病院の固定電話から外出先のスタッフや医師に電話をかけていたため、院内の誰からかかってきた電話か判別できなかった。
導入後の成果
  • 1 スマートフォンに導入していたナースコールとの連動機能を残したまま、高速で通信品質の高いLTEサービスを活用した通話を実現した。
  • 2 LTE通信ネットワークを含む電話回線を内線エリアとして利用できるので、外線費用のコストが低減された。
  • 3 着信履歴に内線番号が表示されるようになったので、発信者を探す手間がなくなり、スタッフ同士のコミュニケーションがスムーズになった。
1. 院内電話の品質と利便性は、患者の命にかかわる

福井大学医学部附属病院は、福井県内唯一の特定機能病院だ。院病床は600床に上り、1日平均約1,200名の外来患者を診察する一方、最先端医療の研究・開発・実践にも力を注ぐ同院では、「最高・最新の医療を安心と信頼の下で」を理念に、心の通い合う医療の実現に努めている。そのため、診療科の縦割りを廃すなど、組織改革などにも熱心に取組み、集学的治療を実践している。

そうした同院が抱えていた課題は、スタッフ用PHSの環境が老朽化したこと。通信環境を改めるため、手始めにWi-Fi経由での院内スマートフォンの活用を試みたという。その経緯について、院長の腰地氏は次のように振り返る。

福井大学医学部附属病院 院長
腰地 孝昭氏

「病院内では医療機器への電波の影響を考慮しなければなりません。そのため、影響の少ないPHSを長く内線電話として活用していました。しかし経年劣化によってPHSのバッテリーの消耗が激しくなり、電話交換機も耐用年数を超え更新する必要がありました。そんななか、新病棟を開設することが決まったので、それを機に院内の通信環境を再構築し、PHSではなく、Wi-Fiを利用する院内スマートフォンに切り替えることにしたんです」。

ところが、使用状況や場所などによってWi-Fi通信が安定せず、通話が途切れがちになるという問題があったのだ。

「通話途中に音声が途切れてしまうというのは、かなりのストレスを感じるものです。加えて、連絡をすぐに取りたい相手が席を外している場合、折り返さなければならず、タイムロスが発生してしまっていました。患者の命を預かる医療現場において、短いタイムロスでも重大な問題へと発展しかねません。ですから、もう一度PHS回線へ戻す案も検討しましたが、高額な導入費用がネックで、実施に踏み切ることができなかったんです」と、経営企画課課長補佐の清水氏は語ってくれた。

2. コスト削減効果が高かったことが決め手に

このように、PHSでも院内スマートフォンでも解決できなかった通信環境の課題。そこで悩んだ同院が行きついたのが、「オフィスリンク」というサービスだった。オフィスリンクは、携帯電話の通信ネットワークを含む電話回線を、携帯電話でも固定電話も内線として利用できるサービスだ。

しかも携帯電話のネットワークも使えることから、オフィス内やオフィス間の内線だけでなく、外出先でも内線として利用できるため、全国どこでも内線番号で通話ができるのだ。そんなオフィスリンクの採用理由について、清水氏は「コスト削減の効果が高かったことが決め手の一つです」と話す。

「オフィスリンクを導入することで、外出先にいる医師やスタッフに対して内線で電話がかけられるようになり、外線費用がかなり低減できると考えました。それがオフィスリンクを採用した理由の一つです」(清水氏)。

加えて、オフィスリンクの場合、電話交換機の更新が不要で、利用料金も定額のため、通信費用全体も低く抑えられる。結果として、Wi-Fi経由の院内スマートフォンを残したまま、オフィスリンクを導入して、使いわけることも可能に。実際、同院ではナースコールはWi-Fi経由の院内スマートフォンを使い、それ以外の通話はオフィスリンクを使うという住み分けを行っている。

「本院では看護師が2人一組で看護するシステムを採用しています。受け持ちの患者ごとにナースコールの鳴りわけが必要ですが、これがPHSでは実現しにくい仕組みでした。だからIP電話としてスマートフォンを使用してきたのですが、そのシステムを残したまま、オフィスリンクを利用できたので、非常に助かりました」(清水氏)。
加えて清水氏は、運用管理のしやすさも、オフィスリンクの魅力であると指摘する。

「PHS回線を利用していた頃は、スタッフの異動に伴う設定変更を専門業者に依頼していました。それがオフィスリンクなら、事務所のパソコンで設定の変更が簡単に行えます。おかげで委託の必要もなくなり、その分の経費も削減されるとは驚きでした」。

経営企画課 課長補佐
清水 隆行氏

3. 格段に増した通信品質

導入後、オフィスリンクの効果はすぐに現れた。効果の一つは、院内スマートフォンに比べて通信品質が格段に増したことだ。
「オフィスリンクを導入してからは、どこで話していても音声が途切れることがなくなり、医療に関する大切な連絡事項を正確に伝えることが可能になりました。この一点だけでも大きな効果です」と、副看護部長の大北美恵子氏は話す。

こうした効果は、ドコモのオフィスリンクサービスが、高速で通信品質の高いLTEサービスを用いているから。「実際にオフィスリンクを使ってみると、院内スマートフォンとの格段の違いを肌身で感じます。

Wi-Fi経由の院内スマートフォンの場合、歩きながらの通話がほとんどできないことが多かったのですが、オフィスリンクは一般の携帯電話と同じようにストレスなく通話が行えます。この点は、高い評価に値すると思います」(腰地氏)。

副看護部長
大北 美恵子氏

4. 地域医療の最後の砦として

一方、内線通話で外出先のスタッフや医師と連絡がとれるようになったことも意義深いと、大北氏は話してくれた。「たとえば、医師が学会などで出張しているときでも内線がつながるので、連絡を取るのに手間がかからず、とても助かっています」。以前は、病院の固定電話から外線をかけていたため、着信履歴には病院の代表番号しか表示されず、誰からの電話か判断できなかったという。

「それがオフィスリンク導入後は、着信履歴に内線番号が表示されるようになりました。相手に迅速にかけ直せるので、連絡スピードが増しました。一刻を争う緊急時に、必要な相手とすぐに連絡が取合えるというのは非常に大切なことです」(大北氏)。

  • オフィスリンクでは着信履歴に内線番号が表示され、誰からの電話かがすぐに把握できるようになった。

オフィスリンクは、災害時の連絡網としても有効のようだ。

たとえば、2018年2月、福井県一帯は記録的な大雪に見舞われたが、このような災害時には、医療スタッフが出勤できるかどうかがわからなくなり、院外にいるスタッフと院内のスタッフとの間で緊急で連絡を取合わなければならない場面が増える。一方で、災害時には、病院窓口の交換台は患者のために空けておく必要があり、院外にいるスタッフが、交換台経由で院内のスタッフに連絡を入れるのは極力避けたいという事情があった。そうしたなかで、いつも使っている内線を通じて院内外のスタッフ同士が直接連絡を取合えることは災害時対応という面でも有益であるという。

福井県唯一の特定機能病院である同病院は、県内の最重症患者を受け入れ、先進医療を提供する重要な医療機関であり、福井県における地域医療の「最後の砦」といっても過言ではない。その医療を支えるべく、ドコモでは、さらに利便性の高い通信環境を提供していく。

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