大分県の南に位置する佐伯市。海と山に囲まれた自然豊かなこの街で、老人ホームやデイサービスなどの福祉施設を運営するのが、社会福祉法人 長陽会である。

 同所は現在、入所者の「徘徊」対策に特に力を入れている。ある日突然、入所者がいなくなってしまった場合、早期に発見できるよう、職員全員が捜索活動に取りかかれる体制が求められる。

 だが、あることが原因で、速やかに捜索活動に取りかかれないという問題点があった。

徘徊者の捜索を妨げる問題点

 長陽会が運営する老人ホームには、200名を超える高齢者が入所しており、入所期間も短期から長期まで多岐にわたる。このように多数の高齢者が入所する介護現場において、非常に重要な課題のひとつとして、徘徊対策が挙げられる。

 認知症を発症した場合、入所者が家の中や外を絶えず歩き回るといった行動が見られることがある。最近では、徘徊中の認知症の方が車道や線路に出て、事故に巻き込まれてしまうケースが頻発しており、社会問題の一つとなっている。

 同所の場合は、夕食が終わってから就寝時間になるまでの時間帯に徘徊が発生しやすいことから、夜間に入所者が行方不明となった場合、各施設の職員が連携して捜索する体制を整えている。捜索のための訓練も、年に2回、職員全員で実施している。
 実際に、行方不明となった場合、同所では緊急連絡網を使い、まずは各部所の責任者に電話で連絡し、そこから40名の職員に、順次電話で連絡を取る流れとなっていた。

 だが、一刻を争う徘徊者捜索の現場では、このやり方は時間と手間のロスが大きすぎた。訓練では、連絡網で40名すべてに連絡が行きわたるまでに、合計13~14回の電話連絡が必要となり、捜索を始める体制になるまでに時間がかかっていたという。

 「捜索開始が15分遅れれば、行方不明者はその間に1km歩いてしまうため、1分1秒でも早く行動に移ることが安全につながります。訓練の度に、この連絡をもっとスムーズにできないかと考えていました」
(同所 御手洗吉生理事長)

 この問題を解決するために同所が導入を決断したのは、意外にも、災害時用のサービスとして知られる「Biz安否確認 for docomo」であった。

メールマガジン登録

閉じる

Biz Solution by docomoでご紹介するお客さまの声や最新モバイル活用事例など最新記事をご案内いたします。

  • ※ メールマガジンを登録いただく際、「個人情報の利用目的」を読んで同意される場合のみ、「同意して登録する」ボタンを押し、登録へお進みください。

お問い合わせ

閉じる

法人向けサービスに関するお問い合わせ、お申込みを承っております。
法人向けサービスに関係のないご質問・ご意見の場合、お答えできないことがありますのでご了承ください。